大手ビール会社
日本でいう大手ビール会社といえば、キリンもしくはアサヒが世界でも活躍している超大手ビール会社になると思います。
しかし世界を見渡せば、キリンやアサヒは日本では超大手というものの上には上が世界には君臨しています。
今日は世界のビールシェアはどこの会社が握っていて、どれほどの売上規模があるのか確認したいと思います。
これを読むと日系も頑張っているということが分かりますが、世界にはまだまだ勝てないこともわかります・・
世界で最も売れている会社はココだ!
https://www.statista.com/statistics/257670/sales-of-the-leading-beer-companies-worldwide/より
海外のウェブニュースに掲載がされていた世界のビール会社の売上規模のグラフです。
1社だけ断トツじゃねーか。
2位:ハイネケン(2兆3千万円ほど)
3位:キリン(1兆9千億円ほど)
4位:アサヒ(1兆5千億円ほど)
5位:カールスバーグ(9千億円ほど)
大健闘をしている日本勢ですが、キリンとアサヒの両方の売上を合計しても1位のアンハサダーには敵いません。
ようするに世界の大手ビール会社は既に1強の時代に突入しているということです。
各ブランドがどのようなビールを提供していて、どんな企業なのか分析をしてみましょう。
世界最強のビール会社「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」
本拠地はベルギーにあり、300以上のブランドを持つビール会社です。300異常のブランドです・・異常値ですよね。
やはり欧米にはビジネス上手な人がたくさんいるのでしょう。M&Aを繰り返すことで世界1位の規模に上り詰めているのです。日本人に馴染みのあるバドワイザーも買収されています。
また世界の30%のビールシェアを持っているとも言われています。もうどうしよもないほど大きなビール会社です。
参考アンハサダー・ブッシュ・インベブの公式サイトはこちらです(外部サイト・英語版のみ)
主なアンハサダーのビール3つを紹介します。
先程も言いましたがバドワイザーです。あまり海外ビールを飲まない日本人でも知っている人は多いと思います。薄味で飲みやすく世界のバドとよく言われています。
関連記事「バドワイザー」薄味で喉越し抜群、超定番のアメリカビール。
元祖ビルスナーと呼ばれているウルケルです。
ピルスナーの発祥という説もあるほどのビールです。こんなビールブランドまで買収してしまうなんて、ビジネスマンとしての腕はそうとうなものでしょう。
関連記事世界最高と呼ばれるピルスナー「ウルケル」旨味と苦味が複雑なビール
美食の国イタリアが誇るペローニです。
イタリア人の舌を唸らすビールです。美味しいビールに決まってますね。イタリア国内ではシェア1位のビールです。
美味しくて自国でもシェア1位のビールを保持するアンハサダー・・・言葉がなくなります。巨大すぎる。
関連記事まろやかな香りが漂うイタリアビール「ペローニ」はイタリアNO1。
世界1位はほど遠い世界2位の「ハイネケン」
もう世界最強のアンバサダーとの差が埋まることはなさそうですが、世界で2位のハイネケン。いつの間にかハイネケンから販売されているビールを飲んでいると思います。
特に東南アジアに旅行に行ったりして、ビールを飲むとハイネケンより販売されているビールが多いこと、多いこと。
ハイネケンより販売されているビールも3つ紹介します。ただハイネケンはあたりまえなので、ハイネケン以外のビールを厳選しました。
レゲエが好きな人じゃないかぎり、なかなか自分から購入することはないのではと思われるジャマイカのレッドストライプ。
フルーティな味わいで南国感あふれるサッパリとした後味(薄味とも捉えることができる)。
こんなジャマイカのビールもハイネケン傘下なんです。
関連記事レゲエの国ジャマイカのビール「レッドストライプ」は口当たり抜群!
東南アジアに行くと必ず出会うタイガー。
シンガポールのビール会社ですが、東南アジア全土で飲むことができるビールでもあります。なので東南アジアで1番有名なビールとして君臨しているのがタイガーです。
関連記事シンガポールの「タイガー」が喉ごし抜群でガブ飲みしてしまうビール
イタリアのビールといえば?
上位に来る中のひとつにモレッティがありませんか?イタリアのビールを注文してオジさんのロゴには見覚えがある人が多いと思います。
そう、イタリアのビールもハイネケン傘下なのです。
関連記事モレッティのスペシャル版「ドッピオモルト」美味しいイタリアビール
ここまで世界で売れているビール会社2社のビールを紹介しました。3位、4位のキリンとアサヒはある程度想像できると思うので飛ばします。
「カールスバーグ」本当に世界5位のビール会社なの?
3位、4位と日本のビール会社がランクインしていますが、5位のカールスバーグのビールを確認してみると世界の名だたるビールがズラリと並びます。
本当にカールスバーグは世界5位のビール会社なの?って疑いたくなるほど様々なビールを傘下に入れています。
それではカールスバーグより販売されているビールを3つ選んでみました。
私が東南アジアのビールで1番好きなのがラオスのビアラオでした。
ラオスというマニアックな国で美味しいビールが飲めるのはカールスバーグの資本があるおかげなのでしょう。暑い国なのにしっかりした味わいが楽しめるビールだと思います。
関連記事ゆったり、のんびりのラオスの「ビアラオ」が日本のビールと激似!
フランスのクローネンブルグ・ブランです。
最近では日本でも流行り始めているホワイトビールにちかいビールです。フルーティで女性にも楽しむことができるビールです。これもビール業界では色々なビールを傘下に加えないと生き残れないからなのでしょう。
関連記事フランスNo1「クローネンブルグ・ブラン」華やかで美味しいビール
2018年サッカーワールドカップをロシアで現地観戦する人は、間違いなくガブ飲みすることになるビールがバルティカです。
ロシアのお酒といえばウォッカですが、ロシアのビールを世界で飲むことができるのはカールスバーグのおかげでしょう。
関連記事「バルティカ3・クラシック」ロシア国内でシェアNo1のラガービール。
さいごに
まだまだ飲んだことがないビールが眠っている世界で、大手ビール会社ですら制覇できていません。これに加えてクラフトビール市場なんて探っていたら全ビール制覇なんて不可能ですね。
日本の大手ビール会社ですら全制覇できていません。また日本は季節限定商品のビールが多いので、日本の大手ビール会社を追っているだけでも飲んだことがないビールに日々出会えると思います。
ビールの世界は広い!!!