自分のビールブランドをつくる
ビールを造るための免許取得から醸造まで流れを調べてみました。
調べた感想としては、
「俺、ビール造れるんじゃない?」
かなりポジティブな印象を持っています。
ひとりでは難しいかもしれません。でも同じくビールに興味を持っている仲間が数人いて、自分たちができないところは外部委託してしまえば問題ないと思っています。
今回は自分のビールブランドをつくる時に外部委託できる部分をまとめてみました。
ビール造りでボトルネックになる部分は?
まず私にはビールを造った経験がまったくありません。ビールを家庭で造る本を読んだり、ウェブで製造工程を調べたり、日本の大手ビール会社の工場見学に行ったりです。
ビール造りの知識はゼロです。間違いなくビールを造る(醸造する)ところが経験もなく、初心者では美味しいビールを造ることができないボトルネックになる部分だと思います。
ビールを造る部分を外部委託できないだろうか?
シンプルに初心者のレベルでは実行できない部分を外に委託することを考えて、自分のビールブランドをつくれないのか模索をしてみました。
ビール造りの外部委託先を探る・・
私の場合は、ビール造り初心者だから醸造を外部委託しようと思いましたが、ビールを造るには大量に造る専用の大きな設備が必要になります。(ビールライセンスの関係上)
相当な初期投資のお金が必要ですよね。お金が工面できないからビール造りを諦める人も多いようです。
Googleで次のキーワードでビール造りの外部委託先を探してみました。
・ビール造り 委託
さすがクラフトビールのブームが来ているだけはあります。同じことを考えている人は沢山いるようで、ビール醸造の部分を外部委託している会社、外部委託を受け付けているビール醸造所、たくさんヒットしました。
いまでもベルギーでは非常に盛んにビール醸造の外部委託が行われていて、駆け出しの醸造家がよくやる手法です。
いまでは世界のクラフトビール業界で超有名なミッケラーはファントム・ブリュワリーと呼ばれ、
醸造所を持たない、
委託醸造専門のレシピ開発チーム
と言われています。
自分が飲みたいと思っているビールレシピをつくって、ビール造りは外部に委託する形式であるファントムブリュワリーこそが私が目指すべきビールブランドをつくる近道でもあり、実現可能な道筋だと強く思いました。
実際に外部委託をして世界で評価されるビール
日本でファントムブリュワリーを実際にやっているビール会社がいくつか既にありました。私も飲んだことがあるビールの中から紹介したいと思います。
●馨和 KAGUA
ひとつめはFar Yeast Brewing株式会社が外部委託する形で自社ブランドのビールを提供しています。
馨和を飲んだことがあるのですが、本当に美味しいビールです。
原材料に日本の”ゆず”や”山椒”を利用したビールレシピをつくって、ベルギーのゲント郊外の醸造所に委託をしてビールが造られます。そしてワインと同じ物流方法を使って日本に輸入。
ベルギーから届いたビールに世界的に有名なデザイナーにつくってもらたラベルを貼り、日本・世界のビール市場に出回るのです。
世界規模で委託をする難しさもあるでしょうが、本当に美味しいビールを提供されていると思います。また世界のビールコンテストでも賞を受賞したりしているので、世界でも認められるビールですね。
レシピだけで世界レベル、、すごすぎ・・
委託醸造をしてくれる日本のビール会社たち
日本国内で委託醸造してくれるビール会社をウェブで探してみると、「えっ!あのビール会社が?」なんて驚く情報がありました。
私のような個人的に自分のビールを造りたいと思っている人のニーズも汲み取ってくれる素晴らしいサービスを提供しています。
・木内酒造
・栃木マイクロブリュワリー
どちらのビール会社も小量から受け付けてくれるので、自分だけでも飲みきれる量で注文をすることができます。
木内酒造といえばフクロウのロゴラベルが有名な世界でも販売しているクラフトビール会社です。
木内酒造の委託サービスの特徴としては3万円ほどで、15リットルから造ってもらうことができて、自分が造りたいビールを一緒に手伝ってくれるのです。
木内酒造でビール造りをする時の醸造工程として次の流れが紹介されています。
①打ち合わせ:レシピ作成です
②麦芽の計量と粉砕
③麦芽の糖化(加熱)
④ヨウ素テストと麦汁の試飲
⑤マッシュアウト:酵素の動きを止める⑥麦汁のろ過/試飲
⑦スパージング:麦芽に熱湯かける
⑧煮沸/ホップ添加
⑨冷却/試飲:仕込み完了醗酵・熟成・ボトリング作業は木内酒造が実施。ビールの仕込み後、約3週間から1ヶ月でお届け。
醸造の工程を勉強をするためにも、いちど木内酒造でビールを造ってみても良いかもしれません。レシピで勝負するのにレシピの作り方すらわかっていないので。
やはり委託醸造でビールブランドをつくれると確信
ビールの委託醸造を調べてわかったこと。
やっぱ自分のビールブランドつくれる!
お酒を造るライセンスすら必要ないし、自分でビール醸造するための工場がなくても、外部に委託することでビールを造ることができますね。夢が広がりました。
私が考えているビールブランドつくりの道のりが次です。
②自分の造りたいビールが発泡酒でも造れる
③日本でビールの原材料として認められていない材料を探す
④ビールのレシピを考える
⑤ビールを醸造する
⑤のビールを醸造を外部委託をするのであれば、①のビールを造るライセンスは必要ないし(販売ライセンスは必要かも)、②はビールでも発泡酒でも、どちらでも造ってもらえる。あとは④のレシピに依存して③の原材料を考えるだけになりました。
レシピだけです。
本当にビールのレシピがあれば、自分のビールブランドがつくれるのです。私が造りたいと思っているビールは、IPAとスタウト。IPAとスタウトのレシピをつくることができれば、あとは外部委託で醸造をお願いすれば私のビールブランドができてしまうのです。
一瞬ゴールが見えました。
さいごに
レシピだけで自分のビールブランドをつくれることが分かりました。
料理家でも科学者でもない私がレシピをつくることなんてできるのと思われがちですが、
教われば良いんです!
ビールを造っている人達に教わる、ビールに興味がある人に教わる、ネットで調べる、どこかにレシピのヒントが隠されていると思います。
まずは木内酒造に行って、自分のビールを造ってみますね。