ウイスキー

バーボンウイスキーとは?ウイスキー初心者でも抑えておきたい3本。

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バーボンウイスキー

バーボンと聞けばアメリカのウイスキーが思い浮かび、有名なアメリカウイスキーといえばジャックダニエルと連想してしまう方が多いのではないでしょうか・・

実はジャックダニエルバーボンでもありますが、テネシーウイスキーでもあるのです。

こむずかしい考え方がアメリカの定めるお酒の法律にあるため、分類分けが複雑になっています。

じゃ、バーボンってどんなウイスキーなの?そんな疑問に答えるために今回はアメリカで造られるウイスキーについて基礎知識と個人的にお薦めなアメリカンウイスキーを紹介したいと思います。

そもそもバーボンって何よ?

アメリカで造られるウイスキーはアメリカンウイスキーと呼ばれます。バーボンウイスキーはアメリカンウイスキーのひとつの種類です。

なのでまずはアメリカンの基礎を確認してみましょう。

【基礎知識】アメリカンウイスキーとは?

まずはアメリカで定められているウイスキーの規定を確認してみました。

①穀物を原料とする
②アルコール度数95%未満で蒸留すること
③オーク樽で熟成させる(コーン・ウイスキーは熟成不要)
④アルコール度数40%以上で瓶詰めしたもの
Wikiより

アメリカでは上記の条件を満たすウイスキーを大きく5つに別けています。

①バーボン・ウイスキー:トウモロコシ51%以上で内側を焦がした新しい樽で熟成
②コーン・ウイスキー:トウモロコシ80%以上で古い樽、または内側を焦がしていない樽で熟成
③モルト・ウイスキー:大麦が51%以上で内側を焦がした新しい樽で熟成
④ライ・ウイスキー:ライ麦が51%以上で内側を焦がした新しい樽で熟成
⑤ホイート・ウイスキー:小麦が51%以上で内側を焦がした新しい樽で熟成

アメリカンウイスキーには基本的な定義があり、原材料と使う樽によって細分化されています。

やはりウイスキーは奥が深いですね・・

【基礎知識】バーボンウイスキーとは?

さきほどはアメリカンウイスキーの定義をざっくり確認しましたが、バーボン・ウイスキーをもっと深く理解してみましょう。

バーボンの定義は次の6個が満たされることが条件です。

①アメリカ合衆国で製造されていること
②原材料のトウモロコシの含有量は51%以上であること
③新品の炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いること
④80%以下の度数で蒸留されていること
⑤熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること
⑥製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること。
Wikiより

原料がトウモロコシであること、焦がした樽を使うことがバーボンならではの旨味を造りだしていることが分かります。

バーボンにも種類がある

さらにバーボンについて調べるとバーボンの中にも種類があります。

・2年以上熟成させたストレート・バーボン
・樽同士のブレンドを行わずに少量を瓶詰めしたシングル・バレル・バーボン
・5〜10種類の樽をブレンドしたスモール・バッチ・バーボン
・ケンタッキー州で生産されたバーボンウイスキーにはケンタッキー・ストレート・バーボン

ひとつひとつ種類を覚えていたらキリがないほど、バーボンひとつにしても枝分かれしています。

アメリカンウイスキーという大枠で調べると、さらに深く追求しないといけません・・ウイスキーをマスターするには修行の日々です。

バーボンウイスキーの旨味と特徴

バーボンの旨味が生まれるのは、「トウモロコシ」と「焦がした樽での熟成」です。

原材料のトウモロコシが甘みがあるウイスキーを造りだします。

そしてオーク樽の内側を焦がした新樽を使用するので、ウイスキーがオーク材から色合いやフレーバーを強く取り込むため個性が濃くなります。

よって強い香り、強い味わいがありウイスキーの中でも異質で癖のあるものが多く、特徴的な旨味をもったウイスキーが完成します。

麦伝説からお薦めのバーボン3本

当ブログでも紹介をしているバーボンウイスキーを3本紹介したいと思います。

どのウイスキーもトウモロコシの甘み、樽の香りを感じることができます。1本飲んでみるとハマること間違いなし。

メーカーズマーク

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トウモロコシと小麦をミックスして造られたバーボン、それがメーカーズマークです。小麦の特徴を活かしたウイスキーなのでマイルドな仕上がり。

また特徴的なのがボトルの栓を1本1本ゴムで閉めているところです。手間をかけているぶん、パッと見た感じが目を引くようになっています。

飲みやすいのでバーボンに初めて挑戦する人にはおすすめです。

関連記事「メーカーズマーク」ボトル栓の赤いワックスが特徴的なバーボン。

バッファロートレース

Buffalo Trace

バッファロートレース

とにかくマイルドで飲みやすく、バーボン独特のウッディでバニラ系の味わいを感じることができます。

バーボンはどれを飲んでもマイルドなので、有名どころではないバーボンを紹介してみました。

関連記事「バッファロートレース」マイルドで心地良い初心者にお薦めバーボン

ジャックダニエル

Jackdaniels

冒頭で話題にしましたが、ジャックダニエルはバーボンでもあり、テネシーウイスキーでもあります。

テネシー州という場所で造られているためですが、バーボンの属性(材料や樽)にも入っているので、バーボンでもありテネシーウイスキーでもある複雑な分類になっています。

要するにテネシー州で造られているバーボンです。

もう説明は不要でしょう。世界のジャックダニエルです。ウイスキーを飲まない人でもロゴを見たりしたことはあるのではないでしょうか?

世界中で愛されるウイスキーなので、文句なく万人受けするバーボンです。

関連記事「ジャックダニエル」衝撃的な美味しさに気付いた瞬間を公開します。

麦伝説 ウイスキー ランキング

麦伝説で人気No1のウイスキー「ラフロイグ」

正露丸のような香りがするアイラ・ウイスキー。代表的なウイスキーとなるのが「ラフロイグ」です。アイラ・ウイスキー特有のヨード臭が強烈で、非常に強いピート香と混ざり、バーテンダーからは"煙たい(スモーキー)ウイスキー"との異名をとっている有名なウイスキーです。アイラのウイスキーを存分に堪能できるアイラ・ウイスキーとして人気が高いのがラフロイグです。


麦伝説で人気No2のウイスキー「山崎18年」

日本のウイスキーでも絶大な人気を誇る山崎。その中でも「山崎18年」は最高級に美味しいウイスキーです。お酒が好きな人にお祝いするときには最高のプレゼントになること間違いなしです。


麦伝説で人気No3のウイスキー「マッカラン12年」

ウイスキーのロールスロイスと言われる「マッカラン12年」。シングルモルト・ウイスキーの中でも最高なフルーティーな芳香と豊かな口あたりが特徴です。


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これまで家で飲んだ世界のビール950本とウイスキー160本をブログで紹介しています。(2020年5月時点)自分のビールブランドを作る準備中。

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