日本国内のウイスキーメーカーであるマルス。
日本のウイスキー創成期の重要人物である岩井喜一郎さんにウイスキー造りの「いろは」を教えてもらうことができて誕生したウイスキーメーカーでもあります。
そしてマルスのブレンデッドウイスキーのひとつに岩井トラディションがあるのですが、岩井喜一郎さんの功績を讃えるべく、2010年に発売された記念のブレンデッドウイスキー
記念ウイスキーになるほどの岩井さんって何をした人なんですかね?
岩井氏が考案した「岩井式連続蒸溜機(岩井ポットスチル)」は、マルスのウイスキー造りの歴史に欠かせないもの。このポットスチルが本格稼動してから半世紀を記念して誕生したのが、今回紹介する岩井トラディション。
岩井さんが蒸留機を作っていたんですね。蒸留できないとウイスキーも造れないですし、機械がないとウイスキーすらできないってとこでしょうか。
また竹鶴さんも岩井さんを師匠としていた時期があったようで、岩井さんの指示でスコットランドへ出向き、ウイスキーを学んできたようです。
竹鶴さんから岩井さんへ提出されたのが「竹鶴ノート(ウイスキー実習報告書)」。日本のウイスキーつくりが始まるキッカケにつながっていると言われています。
いやー、岩井さんってスゴイ人がいたんですね。
岩井トラディション(Iwai)
非常にわかりやすいラベルです。岩井・・
色
少し濃い目の黄金色のボディのウイスキーです。
香り
ほんのりとスパイシーなピートの香りが広がります。
味
うーん、少し中途半端です。口あたりのマイルドさ、その後に広がるスパイシーなピート感、ここまではいいですがコクがないんですよね。飲みやすい・・これが好きな人もいるでしょうが、特徴がないというとそれまで
氷を入れたり、加水をすると少しトゲがあるスパイシーな味わいが残りますが、やはり飲みやすいウイスキーというのが特徴になってしまいます。
*岩井以外のブレンデッド
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フロム ザ バレル バランスがとれて、味わい抜群。高級ウイスキーに負けないブレンデッド。
品薄で商品価値が高まる日本のウイスキー。特にサントリー、ニッカの上位ウイスキーは本当に見かけることが少なくなりましたし、見つけても価格が高騰しています・・ サントリーの代表的な山崎。ノンラベルで定価は ...
価格
430円ほど。
さいごに
とにかく飲みやすいブレンデッドです。私の好みとしては飲みやすいにプラスしてスモーキーな味わいを少し押し出してほしいと思いました。素人目ですが。
マイルドなブレンデッド