ベルギーのビールといえば修道院で造られているビール。日本の寺で日本酒を製造しているような感じなのだろうか?
どの修道院ビールも個性的で、味(コク)が強く、ゆっくり飲むビールのイメージが自分の頭に定着しました。冬、部屋をあっためてゆっくり飲む時にいいと思う。ガブ飲みしたいのであれば、日本のビール、ヨーロッパのビールでもライトな感じのビールがお薦めです。
今回はデュベル・モルトガット醸造所がベルギー南部アルデンヌ地方に現存するマレッツ修道院から任されて造っているマレッツ・トリプルを買ってみました。
参考デュベルビールの公式サイトはこちらです(外部サイト)
マレッツ・トリプル(Maredsous Tripel)
ワインのようなシンプルなデザインラベルに仕上がっています。ビールの瓶の形が珍しく、ビール商品棚に並んでいたら、いちどは手に取る商品だと思います。
色
レンガ色のボディーに泡はクリーミーでフワフワな感じがでています。キャラメルのような色合い。
香り
グラスに注ぎはじめるとチョコレートに近い、ブランデーのような甘い香りが広がります。グラスに注いだ瞬間からビールではない香りが漂い、飲むのがワクワクするビールです。
味
これはビールなのか?アルコールは10パーセントあり、ビールのアルコール度数というよりワインに近い。口あたりは少し甘さを感じさせるが、口に含んで広がる味はビールというよりも何種類かのお酒を混ぜた複雑な味わい、その後に熟された深みのある後味が残ります。
また裏ラベルにはアーモンドのような香ばしい苦味、リキュールのような後味って書いてある。アーモンドの苦みは自分の舌では感じることはできず(涙)
マレッツ・トリプル以外の修道院ビールたち
参考ベルナルデュス「トリペル」アルコール激強で癖アリアリ修道院ビール
参考修道院ビール「シメイ青ラベル」はアルコールが強く重みがハンパない
価格
酒屋やインターネット販売で330ミリの瓶が600円ほど。
さいごに
アルコール度数が高いから酒税が多くかかっているんですかね。私の舌では複雑な味をおおいに楽しむってわけにはいかなかったから、コストパフォーマンスがかなり悪いビールになってしまいました。
★★★☆☆:とにかく価格が高いです