長野県 志賀高原にある玉村本店
玉村本店と言われてピンと来た方、かなりの日本のクラフトビール通でしょう。もしくは日本酒が好きな方なのかもしれません。
もともとは日本酒を造る酒蔵より1805年に開業。既に210年以上の歴史がある酒蔵であります。そして昭和の時代にビール造りに至っている会社です。
昭和30年代後半まで日本一のホップの産地だった志賀高原で、自分たちで原料づくりを始めるため、畑つくりからはじめた醸造所です。
ビール造るのにまずは畑から始める、素晴らしいコンセプトですね。
この志賀高原ビールですが、基本商品6本セットが販売されています。普段は海外ビールばかり攻めているので、日本国内のクラフトビールを飲む機会があまりないのですが、日本の制度を活かして志賀高原ビールを仕入れました。
ふるさと納税です
これまで海外に住んでいたので、住民税とはしばらく縁がなかったのですが、日本に帰国してからは住民税の支払いは必須です。
ふるさと納税を調べているとビールを返納する自治体があるわ、あるわ、でさっそく納税したのが長野県山ノ内町。返納品が志賀高原ビール6本セットでした。
こんな箱で6本が届きます。
ビール目的、それも飲んだことがないビールが欲しくて納税する自治体を選ぶのは間違っているという気持ちもありましたが、ビール中心で納税しました。
では志賀高原ビールの定番商品6本を飲みましたので紹介します。
IPA
上品なIPAです。繊細な舌を持つ日本人にマッチするホップを薄味で楽しめるビールです。
苦味からフルーティな味わいまで、ゆっくりと広がりますので、ガブ飲みすると志賀高原IPAの良さが消えてしまうかもしれません。
ゆっくり、じっくり味わいましょう。
ポーター
非常に飲みやすいポーターです。当たり障りがないので、特徴がないといえばないですが、濃い海外の黒に比べるとキレがあり、ジトッとした日本の夏でも飲める黒ビールです。
じっくりとローストされた麦の味わいを楽しみたいのであれば、少し違うかもしれませんが、キレがあるクロを飲みたいときにオススメ。
ブロンド
セゾンと呼ばれる種類のビールで、ベルギーの農作業をしているときに飲まれているビールです。
志賀高原ビールも自家栽培をしているので、自分たちが飲めるように商品化したのかもしれませんね。間違いないでしょう!
ピルスナーっぽいですが、ホップの味わいが強めです。もう少し特徴を出してもいいような気もしますが、日本のクラフトにはあまりないタイプだと思うので1度はチャレンジするのはありですね。
インディアン サマー セゾン
日本の小春日和(秋ないし初冬)まで飲むビールということで造られています。
ホワイトエールのような甘みが広がり、ホップの苦味がじわっと広がる美味しいビールです。ただ大味ではなく、繊細な日本人向きなビールです。
外国人には味がわからない?って言ったら失礼ですが繊細なビールです。
ペール エール
「もりそば」のような定番商品を目指して造ったのがペール・エールとのこと。定番のイメージがわかりやすいですね(笑)
シンプルな味わいで、どちらかというとアメリカンタイプにちかい味わいを楽しむことができます。
時間をかけてゆっくりとビールを飲む時間を楽しみたいときにオススメの1本となります。
アフリカ ペール エール
ホップ感を全面に出したアフリカ ペール・エールです。
志賀高原ビールの中でも唯一ホップ中毒者も納得させることができるホッピーなビールだと思います。
ビールにはホップだけを求めている人、アフリカがオススメです。
さいごに
ふるさと納税でビールが飲める。私にとって最高の住民税制度です。そもそも住民税がなければ、もっといいですが。
今回は志賀高原ビールですが、他にもクラフトビールを取り扱っている自治体はいくつかあるので、ふるさと納税でビールを飲みたいと思っています。
まったく地域貢献とか考えていませんが・・