ここ最近はアメリカと日本のビールを中心に飲み続けていたので、久しぶりにヨーロッパのビールを求めてビールを買いに行きました。
でも流行りなのか、アメリカと日本のクラフトばかりが売っていてベルギーやドイツのビールは前に飲んだことがあるビールがほとんどです。
まー、売れるビールを酒屋もスーパーも置きますし、しょうがないですが。
麦伝説で紹介をまだしたことがないビールを求めて買ったのがベルギーのヘットアンケル醸造所より販売されているマーネブリュッセルです。
マーネブリュッセルは「月を消す人」という意味だそうです。てっきり首都ブリュッセルにまつわるビールかと思いましたが、まったく関係がないようです。
こんなストーリーのようです。
1687年1月27日の夜。メッヘレン市のシント・ロンバウト大聖堂のタワーは、霧の中で鈍く赤い色をして光っていました。
広場にいた人々がそれをみて、「火事だ!火事だ!タワーが燃えている!」と叫び、警告が鳴らされ、人々は日を消そうと集まりました。
ところが、タワーにかかっていた霧がゆっくりと動くと、現れたのは月の光で赤く照らされたタワーでした。
タワーが燃えていると思ったのは、実は霧の中で、月の光がぼにんやりと光っていたのを、見間違えただけだったのです。
1600年とかだと、世の中に高いタワーも珍しいでしょうし、上のほうが赤く光っていたら、何事かと思うでしょう。
昔話しからビールの商品名を付けたりできるのは、街のシンボルビールになるので良いですね。
マーネブリュッセル maneblusser
かなりお洒落なロゴデザインですね。月の中でビールを飲むおじさん、お洒落です。
色
少し濁りのある黄金色のボディに超キメの細かな泡が立ち上がります。
香り
麦の香とフルーティの香りが混じり合ってビールを飲みたい気分にしてくれます。
味
ベルギーです。飲みやすいですが、ゆっくりと小麦の味わいが広がって、最後にジワリと苦味が残る感じです。またコリアンダーとオレンジピールが、フルーティーな味わいを膨らませてくれるので、シンプルなベルギービールだと思います。
*ヘット・アンケル以外のエール
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グーデン カルロスウルトラ 白ビールのようなベルギーのIPA
ひさびさにベルギービールを買ってみました。 ヘット・アンケル醸造所と呼ばれるベルギーのブリュッセルとアントワープの中間、アントワープ州のメッヘレンという町にある醸造所です。 今回はヘット・アンケルより ...
価格
酒屋の信濃屋で350ミリのボトルが550円ほど。
さいごに
やはり同じようなビールを飲み続けるより、たまには違うビールを飲むのも楽しいですね。ベルギービールにはベルギーの美味しさがありますし、やはり世界のビールを堪能していこうと思います。ただ売っていないんですよねー
ザ・ベルギーです