大手ビール会社のクラフトビール造り。事業として成り立たせるには売上重視となってしまい、斬新で美味しいビールを造るのは難しいだろうと思っていました。
しかーし、今回飲んでみたサッポロのクラフト事業のInnovative Brewerと呼ばれるブランドで造られたソラチエースが独自路線を走っていて、これぞ大手が造ったビールなのかと思わされました。
そもそもソラチエースは歴史があるホップの品種のことでした。公式サイトにも記載がありました。
「ソラチエース」は、1984年に北海道空知郡上富良野町にあるバイオ研究開発部で当社が開発したフレーバーホップ品種で、開発当時は斬新すぎる特長が日本では受け入れられず、1994年に渡米、その後30年の時を経て、ビールの味に違いをつくるホップとして世界中のブリュワーから認められ、重宝される話題のホップになりました。
缶の裏面にもアピールポイントが記載されていましたが、独自路線を言っているようなコメントなので飲むのが楽しみです。
それも斬新すぎるホップというのがワクワクさせてくれます。
*2020年11月追記
2020年も飲んでみましたが、初めて飲んだときの感動はありませんでした。むしろソラチホップの美味しさがわからない・・・アメリカの大味なIPAを飲みすぎたかなーーー
ソラチエース(Sorachi)
缶だけを見たらビールではなく、発泡酒やチューハイの棚にありそうなデザインです。知っている人にはいいですが。
色
黄金色のボディに粗目の泡が立ち上がります。
香り
うわー、ビールとは思えない香りです。木とレモンの香りが混じっているアロマオイルにありそうな香りが広がります。この香りだけで今までにないビールです。
味
香りに負けない木とレモンを楽しめる味わいです。飲みやすくてカクテルのようなビール、ホップが変わるだけで、こんなにビールの味わいが変わるのかと思わせる1本です。
価格
スーパーで350ミリの缶が200円ほど。
さいごに
あまり日本のビールをもう一度飲みたいと思ったことがありませんが、個性的なソラチエースはもう一回味わいたいと思って、スーパーへ走りましたが売り切れです。1度きりしか出会ったことがないですが、日本の大手ビール会社でも個性的なビールが造れるじゃんと思わせた1本でした。
個性的な日本のビール