麦伝説に初登場のシングルモルトのロングモーン。
ロングモーンはゲール語で「聖人の場所」という意味です。この地にかつて修道院のチャペルがあったことから、この名前がついたと言われています。
竹鶴さんがスコットランドで最初に修行した場所としても有名です。グラスゴー大学に留学しながら、ウイスキー造りを学びたいと考えた竹鶴さんが、スコットランド各地の蒸留所に修行を申し出る中で許可してくれたのがロングモーンだったんですね。
ロングモーン蒸留所は1994年まで石炭直火炊き蒸留を採用していましたが、改修によってスチーム加熱方式に変更。ただ石炭直火炊きを今でも継承しているのが、竹鶴さんが設立した余市蒸留所なんです。
日本のウイスキーに大きく影響を与えた蒸溜所ですね。
ロングモーンのモルトはシーバスリーガルやローヤルサルートに欠かせないキーモルトにもなっているし、ブレンダーのなかでは有名な1本です。
今回はロングモーンの15年を貰ったので飲んでみました。もう古酒の位置づけで、あまり入手することができないウイスキーのようです。
じっくり味わいます。
ロング モーン15年(Long Morn 15years)
昔のラベルなので古ぼけていますし、15年が擦り切れてしまっていました。まー、古いんでしょう。
色
少し濃い目の黄金色のボディのウイスキーです。
香り
なんとなくツンとする香りがあるだけで、無臭ですかね。
ただ水を数的入れるだけで、フルーティで華やかな香りが広がります。これは凄い。
味
久しぶりにスペイサイドを飲みましたが、奥深い味わいが広がり、かなり美味しいです。甘み、スパイシーな感じ全てがバランスが取れています。
味の分解を試みましたが不可能です(笑)美味しいのは間違いないですが。水を数的入れるだけで、味わいも広がります。かなりマイルドになり、フルーティで奥深い味わいが更に複雑になっています。入れたほうが好みかな〜。
*ロングモーン以外のスペイサイド
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バランタイン グレンバーギー15年 超マイルドでバランスが取れたウイスキー。
ブレンデッド・ウイスキーの定番のひとつであるバランタイン。 ブレンデッドなので、様々なウイスキーを混ぜた1本ですが、バランタインのキーモルトなるウイスキーが2018年に限定販売されています。 それがグ ...
価格
いただきものなので不明ですが、ネットで見ると700ミリが30,000円ほど。超たかいーーー
さいごに
値段をウェブで見るまで価格を知りませんでしたが、非常に高額なウイスキーで驚きました。たしかに美味しい、そして手に入らないということでプレミアムになっているんでしょうね。
じっくりとウイスキーと向き合えます