サントリーのビールと言えば・・・
神泡
前に訪問したサントリーの武蔵野工場ツアーでも非常に強調してアピールをしていたのが泡でした。工場見学のツアーでも言われましたし、サントリーの公式サイトでも次の記載があります。
ビールの泡は「風味が変わるのを防ぐ」「口当りをやわらかくする」「炭酸ガスを逃さない」などの役割
そう泡はビールの大切な存在。ビールに泡がなければ、風味が変わってしまったり、口あたりのマイルドな感じがなく、炭酸すら抜けてしまうのです。
だからこそサントリーは泡にこだわり、神泡なんて言葉までも作りマーケティングに使っているんですね。
ビールの泡に興味がある人へ、もう少し知っておいてほしいことがあるので以下にまとめてみました。
なぜビールに泡ができるのでしょうか?
ビールの泡の役割について分かったところで、なぜビールに泡ができるのか気になりませんか?
ビールの泡は、ビールを造るときに自然とできる炭酸ガスが泡になっています。
ビールは大麦と酵母とホップで造られることが基本ですね。酵母が大麦の中の糖分をアルコールに変わることで、ビールになっていきます。この時発生する炭酸ガスが泡の正体です。
ビールによって泡がほぼ立たない、逆に活きているかのようなキメが細かい泡が生まれることもあります。
もう化学の世界にも関連しますが、商品によることもあるし、注ぎ方でも泡を変えることができます。あとは道具を使う・・まさに神泡はサントリーがビールを販売するときに一緒に提供してますし。
*2019年9月28日SNSで追加の情報をいただきました。原文そのままです。
ビールの泡は、炭酸ガスの強弱以外にも関係する要因があります。
1つは、タンパク質とホップ量です。ビールの泡が形成されるのは、ホップによる苦み成分のイソα酸とタンパク質の結合によるものだと言われています。
ですので、他の醸造酒ではビールのような泡は発生しにくくなります。
ヴァイスビアなどのスタイルが泡持ち良いとされる理由は小麦がもつタンパク質量が多いからです。サワービアなどは、発酵の関係であまりホップを使わないことも多く、菌自体がタンパク質を分解する酵素を持っていることがあるので、泡を作る要因を消しがちです。
ですので、サワービアは炭酸ガスがかなりきつくても、headlessになることが多いです。
そしてお伝えしたいのが私がつくりたい泡です。
麦伝説でつくりたい泡?
私は将来的に自分のビールブランドをつくりたいと考えています。なかでもIPA、スタウトという2つを軸にしたいと思っているのです。
ボディは濁っているIPA、漆黒のスタウト、けっこうよくあるビールたちです。
泡は?
本題の私がつくりたい泡です。イメージはギネスの泡です。超クリーミーでマイルドですよね。
あのギネスの泡は「窒素ガス入り」です。最近ではコーヒーとかでもニトロという名称で売り出されているアレです。
あくまで私の構想ですが、IPAでもスタウトでも超マイルドでクリーミーな泡がつくられたビールにしたいと思っています。窒素ガスを使えばなんでもクリーミーになる?健康は?とか細かなことは無視しています。
ビールを注いだときのグラスでの完成イメージです。
ニトロIPA、ニトロスタウト・・・
コーヒーであれば、自宅でもニトロコーヒーをつくれる機器が販売されていました。