アメリカのウイスキー市場に変化が起こっています。
2015年の統計データですが、フレーバーウイスキーがアメリカウイスキー市場の12%を占めるというデータが出ています。あまりフレーバーウイスキーに馴染みがないのではないでしょうか?
ウイスキーを蜂蜜、チェリー、ルートビアで甘くしている。またジャックダニエルやジムビームといった大手が販売しているので若者に人気がある。
シングルモルト一択の人には無縁のウイスキーかもしれませんが、アメリカでは若者をターゲットしてフレーバーウイスキー市場が盛り上がっているのです。
今回はフレーバーウイスキー市場が盛り上がっているアメリカで最も人気がある商品であるファイヤーボール買ってみました。
ファイヤーボールはシナモンフレーバーのウイスキーで、ジャックダニエルの2倍、ジムビームの5倍ほど販売されているモンスター的なフレーバーウイスキーなのです。(2015年統計)
参考ファイヤーボールの公式サイトはこちらです(外部サイト・英語版のみ)
ファイヤー ボール(Fire Ball)
フレーバーウイスキーが若者をターゲットとしているのであれば、ラベルのモンスターやデザインは若者には受け入れられるお洒落なデザインだと思います。
色
黄金色のボディなので、シナモンのウイスキーかはみためではわかりません。
香り
シナモンの香りとフルーティーな香りが混じってハッカアメのような香りが広がります。
味
甘い、甘いです!
シナモンの味わいがする甘いキャンディーのような口あたりで、その後にウイスキーの辛味がピリッと感じます。美味しいと言っていいのだろうか。なんだかウイスキーではない気もします。
ファイヤー・ボール以外のカナダウイスキーたち
参考「ブラックベルベット」カクテルのようなマイルド・カナダウイスキー
参考葉巻を吸いながら飲むなら「カナディアンクラブ」が最強にマッチする
価格
酒屋やインターネット販売で700ミリのボトルが2000円ほど。
さいごに
ウイスキーを飲んでもらうため、若者をターゲットにしたフレーバーウイスキーは良いアイディアかもしれませんが、甘いウイスキーに慣れてしまった若者がフレーバー以外のウイスキーに嗜好が変わっていくとは思いません。ウイスキーに小細工は必要ないと感じました。
★★☆☆☆:若い人にはウケるかな?