スモーキーなウイスキーといえばアイラ島のウイスキー。
そして数あるアイラ・ウイスキーの中でも典型的なアイラモルトの香りと味を持って、強烈な個性を持っているのがラフロイグです。
癖がある味とは、まさにこのこと。いったん飲んで気にいった瞬間からハマります。飲めなかった人・・一生飲むことはないウイスキーになるでしょう。
とてつもない個性を持ったウイスキーです。
今回はいくつかあるラフロイグの中でも10年を買ってみました。酒屋やネットで必ず販売されている10年ですが、終売の噂もあるようです。プレミア価格になってしまうんですかね・・
ラフロイグの水と原材の解説がありました。
仕込み水はサーネイグ・バーンという小川の水で、ピート層をくぐり抜けピートの香りをまとったものを使用。
麦芽は全体量の15%と少量ではあるものの、今でも伝統的なフロアモルティングを取り入れて作られています。
使用されるピートは、蒸留所のピートヘッドから切り出されたもので、ヘザーやコケ、海藻をも含む 水分量の多いものを使用。
そして使われる樽がテネシー州産のジャックダニエルの空き樽が使われています。世界的コラボレーションなウイスキーですね。
ラフロイグ 10年(Laphroaig 10years)
ラベル上部にある紋章は、チャールズ皇太子が認めた品質の高さの証として、ダチョウの羽を3本あしらった平和の盾。皇太子に認められたウイスキーなんです。
色
少し濃い目の黄金色のボディです。
香り
アイラモルトならではの磯の香り、私は正露丸?とも思っています。これがスモーキーな代表的な香りです。
味
きたーーー。ファーストコンタクトから、とにかくスモーキーでスパイシーな味わいが広がり、ほんのりバニラを感じます。THEインパクト!ゆっくりとスパイシーな味わいが収まってきたところで、じわりとスモーキーな磯を感じる味わいが長く続きます。
加水をすると飲みやすくなり、甘みが感じられます。ただベースのはスモーキーな味わいです。私はあまり好みではないのですが、バーテンダーの方はラフロイグをハイボールにして、香りと奥底に眠っている甘みを楽しんでいます。
*ラフロイグ以外のアイラ
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ブナハーブン12年 フレッシュでマイルドな飲みやすいアイラウイスキー。
ピートが効いていないアイラウイスキーを知っていますか? アイラウイスキーといえばラフロイグやボウモアといった世界で名が知られたスモーキーなウイスキーたちです。 そんなスモーキーなウイスキーを造り続ける ...
価格
Amazonで700ミリのボトルが4500円ほど。
さいごに
とにかく強烈な個性で魅了してくれる1本です。ウイスキー初心者が最初に手を出すのは危険かもしれませんが、絶対にどこかのタイミングで飲んでほしいです。ラフロイグが好き、もうウイスキーの世界から離れることができないでしょう。
インパクト抜群の最高傑作