ビールを知る
いつの日か自分のビールを造ること、達成するためにはビールを知らないといけません。小さなビール醸造所に行きたいところですが、クラフトビールの醸造所は意外と見学させてくれないんですよね。
しかたないという言い方は失礼ですが、大手ビール会社であるサントリーの武蔵野工場へ行ってきました。
東京都内から神奈川県の川崎駅からも40分ほどで行くことができる場所なので、暇だなーと思ったときにブラっと立ち寄れる場所です。
公式サイトに工場見学の申込み、工場までのアクセス、当日の流れの詳細が記載されています。
また工場見学のあとにはプレミアムモルツを中心に3杯まで試飲ができます。まー、この試飲が楽しみで工場見学しに行くのですが(笑)
サントリー 武蔵野工場へ潜入!
ゲートを潜ると大きな工場の中を少しだけ歩きます。ほんのりですが麦を加工している香りが広がっています。
受付を済ませ、工場見学がスタートするのですが、最初に5分ほどのサントリーのアピールポイントの紹介があります。
水と生きる
サントリーの会社としてのキーワード、水に非常にこだわりを持って活動していること、森を育てる、天然水を確保する、商品を造る、非常に共感が持てる会社だなーと思いました。
ビールのベース素材でもある水、サントリーのビールはすべて天然水を使っているとのこと。
美味しい水を会社として育てる、さすが大手飲料企業です。
素材選び、仕込、発酵、貯蔵、ろ過、パッケージング
ビールの製造工程にそってビール工場見学がスタートします。
私もビールを造りたいので、しっかりと学習をしようと思います。
素材選び
やはり水です。
天然水ができる工程の説明があります。最初に水を育てる説明があったので非常に興味がわきました。
2度目ですがサントリーは天然水がビールに使われています。
続いて麦です。
二条大麦麦芽をベースにして、チェコで作られるダイヤモンド麦芽を使っていて、美味しさを際立てているとのこと。
ダイヤモンド麦芽は試食させてもらえます。
これ、すごく美味しいんですよ。ビールのあてにしたいくらいです。どれほどの量がビールに投入されているのかわかりませんが、ダイヤモンド麦芽が味を際立てるのはわかる気がしました。
そしてホップです。
アロマホップ、ファインアロマホップを使って苦味が穏やかで、香りが華やかになるようにしているようです。
まったくイメージできませんでしたが、加工されたホップの香りを確認させてもらうと、香りはすごかったです。
仕込み、発酵、貯蔵は大型タンクで
さすが大手企業、投資金額が違います。
仕込みから貯蔵までは大型のタンクで行います。まー、一般人には無理なビール造りの工程ですね。とにかくデカすぎ。
製法の説明がありましたが、何がすごいのか理解はできませんでしたが、大手企業ならではのやり方なのでしょう。
私には参考にならず・・・
ろ過
これも投資でしょうか?
ろ過用のタンクでオリ、酵母(ビールのゴミ)を取り除く作業ができます。
1台を買うのにどれくらいの金額が必要なんでしょうね。私が興味を持ったのは投資金額でした(笑)
パッケージングは1日100万本
やばいほどデカイ部屋でコンベアーが動いていました。
1日100万本をパッケージングできる能力があるそうです。もう規模が違いすぎて、個人でビールを造るのには参考にまったくなりません。
サントリーだけで100万本造れるのであれば、他のビールメーカーと合わせたら、日本国内でビールが造れる能力ってすごくないですか?
計算できませんが・・
いよいよ試飲です
ビール工場見学のあとは試飲タイムです。
20分ほどの時間でひとり3杯まで飲めます。人が飲めるアルコール料を計算して3杯とのこと。私達の健康に気を使ってくれて、すばらしい気遣いです。
ビールを目の前にしたら写真を撮る前にガンガン飲んでいました。
とにかく泡のきめ細かさがすごかったです。自分でグラスに注いで、泡のきめ細かさを出すのができません。ビールの泡の大切さの解説がありますが、サントリーは泡を造る機械まで作ってますね。
神泡
覚えました。
さいごに
非常に満足度が高い工場見学でした。
案内してくれるスタッフさんをずっと笑顔、丁寧な説明、サントリーのアピールポイントを端的に説明してくれるので短時間でしっかりとサントリーの魅力に引き込まれました。
またお土産コーナーには工場でしか買えないグラスとか売っているので、サントリーが好きな人には良いお土産になります。
ブラっと散歩するのには非常におすすめです!