2019年7月下旬、工場見学Dayにした日がありました。
これまで大手ビール会社であるキリンの横浜工場への訪問はしていましたが、サントリーの武蔵野工場へも行きました。
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サントリー武蔵野工場見学 サントリーの魅力が詰まった70分。
ビールを知る いつの日か自分のビールを造ること、達成するためにはビールを知らないといけません。小さなビール醸造所に行きたいところですが、クラフトビールの醸造所は意外と見学させてくれないんですよね。 し ...
将来的に自分のビールを造りたいと思っているのですが、なかなか小規模でビール醸造所をしていてビール工場見学ができる場所ってないんですよね。
たまたまウェブサーチをしているときに見つけたのが、東京のクラフトビールのひとつ多摩の恵みを造っている石川酒造のビール工場見学。これは行くしかないですよねー
いくつかのツアーがあるのですが、ビール製造工程は見れないとのこと・・・なので自分のペースで楽しめる散策コースで散歩してみました。
石川酒造を探検をする前に
まず石川酒造は知っていますでしょうか?
ビールがメインよりか、日本酒をメインとしているメーカーです。なのでビールの工場より、日本酒とプラスしてビールも造っていると考えたほうがいいかもしれません。
実際に行ってみると、やはり日本酒がメインです。
この石川酒造が造っているビールは2つあります。
●多摩の恵み シリーズ
●東京ブルース シリーズ
東京都内に住んでいると酒屋とかで、たまに見る機会があるのではないでしょうか?私も今回の訪問をする前に何本か飲んだことがありました。
石川酒造を探検してみました
出迎えてくれたのが手書きの黒板。各施設の案内や日本酒とビールのガイドラインが記載されていました。
そして施設内の地図です。
軽く読んでから入り口に向かっていくと出迎えてくれる伝統的な建物たち
いくつか鳥居があるので雰囲気があっていいです。日本っぽいところは日本酒造ってるなーって個人的なフィーリング。ビールっぽくはなかったです。
写真を見てもらえばわかりますが、木が大木になっています。昔からずっと根付いているのがわかりますね。本当に日本っぽい雰囲気が心地いいです。
お酒を造るときに昔使っていた樽?が展示されています。かなりデカイものでした。
また昔使っていた井戸の周り、酒つくりに使われていたと思われる道具に囲まれた休憩スペースもあります。売店があるのでビールを買ったりして、ゆっくりできます。
そしてビール工房です。
ビールの製造工程はやはり見れません。というか、建物の場所を確認する程度しかできませんでした。ツアーに申し込めば、少し中に入れたりするのかもしれませんね。
という感じで、施設の見学は10分もあれば終わってしまいます。あとは資料館とレストランが2件あるので行ってみましょう。
石川酒造の資料館とレストラン
資料館が入っている建物は2階が資料館で、1階はレストランになっています。
石川酒造の資料館
まずは2階の資料館です。
雰囲気がある建物の中に作られている資料館で、建物の木の香りが心地よいです。リフォームしたりして、木が新しいのかもしれませんが。
石川酒造の歴史はもちろん、お酒を造るための免許取得のためのメモ、レシピのメモがありました。
そして過去に造っていたビールのラベルたちです。
かなり興味を引きました。昔のビールラベルはTHE日本って感じでいいですね。今の時代にこのラベルを使っても売れなそうですが。
そしてさらに目を引いたのがコレです。
明治時代の前期に造られていたビールたちです。
日本地図にビールメーカーのロゴが記載されているのですが、戦国武将の旗、どの領土を占領しているのか、そんな連想ができる資料でした。
明治時代からクラフトビール戦争だったんだなー
石川酒造のレストラン
資料館の1階にはレストランがあります。軽食の他にビールと日本酒が飲めるようになっています。
軽食たちです。
そしてビールと日本酒です。
メニュー表です。
ビールはタップから、日本酒は瓶からグラスへって感じです。
麦伝説のランチ
ビールと唐揚げを3つオーダーしました。
ビールは豊田ビールと呼ばれるもので、多摩エリア限定で販売されているビールです。そうです、このエリアでしか飲めない限定ビールなのです。
ビールを造っている現地まで来て、メーカー主製品ではないビールを飲む。わかっていましたが珍しさにつられました。
こちらがボトルです。
レンガ色のボディにふわっとした泡が立ち上がっていました。ラーがとのことで、さっぱりしたキレがあるビールと思っていましたが、じっくりと味わえるビールでした。
レストランは本格的なイタリアンを提供してくれる”福生のビール小屋”と呼ばれるのがありますが、満席。もしかすると予約したほうがいいのかもしれません。
さいごに
ビールの製造工程が見れなかったので目的は果たせませんでしたが、山を見たり、大木を見たり、都会の忙しさから離れることができた時間でした。
ただビールというよりは日本酒を楽しむほうが良かったかもしれません。1杯飲んどけばよかったと家に帰って後悔をしています。