中国の雲南省の旅行中で訪れた”シャングリラ”と呼ばれる街は、昔はチベット地区に属していた。シャングリラではチベット人も住んでいるし、チベット文化が残っていて私も好きな街のひとつです。
今回はシャングリラより西藏青稞啤酒から販売されているチベットビールを買ってみました。醸造所の西藏青稞啤酒は、もしかしたら中国資本が入った会社かもしれませんが、西藏(シーザン)はチベットを意味しますのでチベットのビール会社なのでしょう。
チベット仏教の人はお酒を飲めないので、チベットに住む一般人向け、もしくは旅行者がターゲットになるビールだと思いますが、チベットの領土は広いものの人口はあまり多くないのでビールシェアをのばすのは難しいですね。
またチベットビールは売れたら、酒税などのお金の回り方はどうなっているんだろうか?インドに亡命中のダライ・ラマの懐に入るなんてことは無いと思いますが、不思議なビールです。
チベットビール以外の中国のビールたち
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参考チベットビールのFacebookページはこちらです。(外部サイト・中国語のみ)
チベットビール(TIBET)
チベットビールの珍しさをアピールできているのではないでしょうか。ラベル中央より上に書かれている文字はチベット文字です。とうぜん読むことはできないけど、チベット文字を入れて、チベットのビールということをアピールしているのも重要です。
色
黄金色のボディに粗めの泡が立ち上がりますが、すぐに泡は消えてしまいます。
香り
発泡酒のようなアルコール臭さが広がる。
味
これは美味しい!
しっかりとしたコクに軽くホップの苦味が口の中で広がります。中国ナンバーワンのビールはこれなんじゃないか?青島よりも美味しいと思います。アルコール度数は3.3パーセントで高地で飲めるように抑え気味。
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価格
中国のスーパーで日本円で90円ほど。
日本では販売がされていません(2016年時点)
さいごに
チベット、中国のビールと呼べば良いのかわからないけど、間違いなく中国で飲めるビールの中では上位ランクのビールです。中国国内で買えるビールの中では価格が高いけど、見つけたら絶対に飲んでみましょう。
★★★★☆:中国の旅で飲んだ最高ビール