パタゴニア
アウトドア用品でお世話になっている人も多いブランドではないでしょうか?持っていなくてもブランド名は聞いたことがあるはずです。
たまたま入店したパタゴニアで目にしたビールが2本ありました。「えっ!なんで?」と少し思いましたが珍しさにつられて2本とも購入しています。
・ロングルート ウィト
・ロングルート ペールエール
パタゴニアにはパタゴニア プロビジョンズ(Patagonia Provisions)と呼ばれる食物連鎖を修復するための解決策を探る試みを定義した食品販売をしています。
アウトドア用品、たとえばTシャツの生産において環境に配慮した決断をしたことがあります。コットンTシャツに人体に害を与える化学薬品が多く含まれていることに問題意識を持ち、全てのコットン製品を100%オーガニックコットンに切り替えています。
同じように食品生産において持続可能な方法を探し、それを行う生産者と協力しながら環境問題に対処する食品を提供しているんですね。
公式サイトにはこのようなコメントも記載されています。
パタゴニア プロビジョンズの目標は、私たちが行うすべてのことと同じく、「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」こと。そして最も重要なことは、「ビジネスを手段として環境危機に警 鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」ことなのです。
パタゴニアのビール
そして本題のパタゴニアのビールです。
まずはパタゴニアビールで使われている麦です。小麦は「カーンザ」と呼ばれ、ロングルート・エールの原材料にもなっています。
麦などの穀物は「一年草」と呼ばれていますが、畑を耕し種をまいて栽培し、収穫したら枯れる。同じ土地を耕して種をまいてと毎年おなじことを繰り返す過程で、土壌がすぐ枯れてしまいます。
そこで小麦と多年生植物(リンゴやナッツなどの植物)を組み合わせた品種を開発することによって問題を解決を試みているのです。
また大気中の二酸化炭素を隔離し、化学肥料や農薬を使わずに作物を効率的に作れる有機再生農業も考えられています。
考えて、手間をかけて作られた麦をビールに利用することで、土壌の持続を考えた麦を使ったビール。コンセプトにつながっているんですね。
それぞれのビールを飲みましたので紹介します。
ロングルート ウィト
ベルギースタイルのホワイトビールです。
アメリカのホワイトなので、ブルームーンっぽい甘みが強いビールかと思いましたが、意外とドライでヨーロッパのビールでした。
飲みやすいので、アウトドアには最適なビールですねー
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ロングルート ウィト パタゴニアより販売されているベルギースタイルの白。
大手アウトドアショップのパタゴニア。 食品プロジェクトとしてパタゴニアとホップワークス・アーバン・ブルワリーが共同で造っているビールがロングルートです。 材料に「カーンザ」という多年草が使われているビ ...
ロングルート ペールエール
アメリカ ポートランドによくあるホップをふんだんに使ったエールになっています。
アウトドアでも美味しいビールを飲める、そして環境に配慮されているとなると、パタゴニアが目指すサイクルが回っている気がします。
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ロングルート ペールエール ホップの味わいが特徴的なパタゴニアのビール。
アウトドア商品で人気のパタゴニア。 食物連鎖を修復するためのプロジェクトとして食品を販売しているのですが、ビールの原材料にカーンザと呼ばれる、土壌が崩れないように品種開発をした小麦を使っています。 こ ...